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2009年5月

 

サンフランシスコ・キャンパス便り No.1


春の訪れを感じる4月、サンフランシスコキャンパスでは、たくさんのイベントがありました。

 まず、4月22日の「アースデイ(地球の日)」の大きなイベントです。サンフランシスコキャンパスには、「グリーン・コミッティ(緑委員会)」があり、その委員がかなり前から準備を始め、“Be Green”のTシャツを作って販売して資金を作ったり、ボランティアを募って週末にゴールデンゲートパークの掃除などをしていました。当日は、私は行かれなかったのですが、その委員が中心となり、キャンパスで教職員・学生の中から「とってもエコな人」を選び、その表彰式をやったり、買い物用のエコな袋を配ったりしていたようです。

 アースデイの次の日の4月23日には、Alliant国際大学内のCSPPの研究機関のひとつであるRockway Institute主催で、今年アカデミー賞を受賞した「MILK」の上映会がありました。「MILK」をご覧になった方はご存知のように、サンフランシスコは「MILK」の舞台でもあります。Rockway Instituteは、LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)に関する心理学の研究を行い、全米の心理学者・心理臨床家・医師と協力しあって、LGBTに関する最新で正確な知識を集めて提供するための「国立LGBT心理学研究・教育センター」であり、社会の偏見や誤解を減らしていくことを目的として設置されたものです。ですから、映画「MILK」は、まさにRockway Instituteのミッションを共有した作品といえるわけですよね。このセンター長であるDr. Robert Greenは、Alliant・CSPPのサンフランシスコ・キャンパスの臨床心理学の教授であり、家族療法の心理学者としても大変活躍をされている先生です。また、「MILK」は、私もこちらで上映が始まったときに観たのですが、非常によい映画でした。勇気をくれる作品だと思います。日本でも上映が始まったようですね。

 さらに、その1週間後である4月29日には、Alliantのサンフランシスコキャンパス恒例、「A-LIVE」がありました。これは、超ミニ・学園祭という感じのイベントで、毎年一度学生を中心に行われています。サンフランシスコキャンパスは、サンフランシスコの観光スポット、ピア39の目の前にあるのですが、そのピア39内の水族館とは、提携関係にあり、時々そこの施設を使わせてもらっています。このA-LIVEも、水族館の二階で行われました。当日、A-LIVEに参加した、現在CSPPのPhDプログラムの1年生の国富さんに、簡単に様子を教えていただきました 。「時間的には大体1時間半くらいでした。Ned(学生サービスのディレクター)と学生の二人で司会を担当していました。サンドウィッチやロール、野菜ディップ、ケーキとワインがサーブされ、全部で6組のパフォーマンスがありました。ギターやピアノの弾き語りやストリップショー(笑)のようなダンス、歌が披露されました。最後は Dr. Cox大学総長と教授他2名によるギターとハーモニカのバンドがアライアントにまつわる替え歌で盛り上がりました。途中途中に、人気者教授やスタッフ、頑張り屋の生徒などなどいくつかの賞が発表されました。(さまざまな賞の投票が、当日までに学生会を中心に行われます) あと、スタッフや教授に関するクイズがありました。会場のコーナーには生徒や学校の様子がプロジェクターで映しだされてました。Raffleではi-podやデジカメが当たってました。」

楽しそうですね。私も行けばよかった…

 このように書くと、Alliantのサンフランシスコキャンパスでは年がら年中イベントばかりしているようですが、そういうわけではありません。5月は、学生にとってはとってもつらいセメスターのファイナルの時期で、毎日のようにレポートや発表や試験が課されます。そして6月には、学年最後の課程修了試験があります。2年次最後には4科目の試験、3年次終了時には心理臨床に関する事例検討の口頭試験で、これをパスしないと先に進めないので、学生にとっては大変な試練です。4月は、試練の初夏を前にした、つかの間の春を楽しむイベントの季節なのかもしれません。

 

(西澤奈穂子)