About CSPP/Alliant

CSPPの沿革

CSPPの使命と目的は、臨床心理学およびヒューマン・サービスという領域において高水準の教育、訓練、研究、そしてサービスを提供することである。現代の社会で実際に起きている問題に取り組み、多文化社会において人間の多様性を支持し、人種、性、セクシュアリティなど多く存在する差別と戦うことによりクオリティ・オブ・ライフの向上に努める。CSPPは高い専門性と倫理水準を保ち、個人や団体のニーズに対応し、助けを求めることの出来ない人々にも手を差し伸べることを誓う。

 1960年代という激動の時代における社会情勢の中、米国ではより多くの臨床心理の専門家が必要であるという認識が芽生え始めました。当時カリフォルニア州では、心理学実験を行う研究者を育成する教育機関が主だったため、カリフォルニア州の臨床心理学者の90%は州外の大学院修了者でした。そういった現状を改善し、実践力のある臨床心理専門家をカリフォルニア州において育成するため、1969年にカリフォルニア州心理学会の協力を得て、CSPP (the California School of Professional Psychology) が、米国で初の独立した非営利の臨床心理学専門家養成大学院として創立されました。

 創立当初はロサンゼルスサンフランシスコにキャンパスを構え、250人のボランティアと数人のスタッフが運営していました。その後、関係者の努力によりCSPPはカリフォルニア州における正式な教育機関として認定され、また米国西部大学大学院協会(WASC)からも1977年に認定を受けました。1980年代半ばまでにCSPPはロサンゼルスとサンフランシスコの他にフレズノサンディエゴにもキャンパスを開講し、更に米国心理学会(APA)の認定を受けました。

「心理学は人を助けることができる。個人や社会が抱えている問題解決に取り組み、人生を豊かにすることに役立たせることができる。」

 当時の米国の心理学教育は主に理論と研究に焦点を当てたものでした。しかしCSPPは教室で学習する理論だけでなく、それを実際に臨床の場で応用し学ぶことが重要であると考えました。 

 CSPP創立時から現在まで、CSPPはScholar-Practitioner (学術者/臨床家)の育成に力を入れてまいりました。実際のクライアントに対応できる力を養うため、CSPPのカリキュラムは理論、実践的応用、そして研究(新しい知識の探索)の3要素を含み、それぞれが呼応し助長しあえるように構成されています。この柔軟な教育姿勢は、学生それぞれが持つ臨床的探究心や専門性を高めます。この斬新な専門家訓練モデルはその後米国中の多くの大学院のカリキュラムの手本となりました。現在、CSPPは米国で最も多くの認定臨床心理学者を輩出する大学院として知られています。CSPPは、これまでに6,000名以上の博士号を授与しており、その修了生の多くは個人開業のほか、精神保健センター、病院、大学教授、教育機関のプログラムの企画と実行、ビジネスの再編成や改革、社会福祉機関の開発と管理、公共政策や法律制度のコンサルタントなどの分野で、実力のある精神療法家として活躍しております。

実践力のある専門家の育成への新たなる挑戦とコミットメント 〜変わりゆく日本社会とCSPPの役割

 現代の日本社会は過渡期にあるといえます。急激な多様化や価値観の変化は、時に多大なストレスを家庭そして子供たちへ及ぼします。いじめや青少年の自殺、ひきこもり、DV、児童虐待など、家族と子供たちの抱える様々な問題に的確な対処の出来る専門家が切に求められています。

 アライアント国際大学/CSPP臨床心理学大学院は2002年9月、東京サテライトキャンパスを設置し臨床心理学修士課程を開講いたしました。これは精神科医の斎藤学博士と米国の精神療法家である西尾和美博士の「家族と子供の問題に有益で合理的なトレーニング方法を提供したい。この米国のプログラムが日本でも貴重な基礎となり、リーダーシップを取り貢献できる人材を育てたい」という次世代へのコミットメントと10数年にも渡る努力の結晶でした。

 CSPPは臨床心理専門家のための大学院プログラムを日本において設置した米国で初めての高等教育機関です。日本の風土や社会事情に精通しつつ、CSPPの教育理念を保つため、開講されている講座は全て、実践に役立つ知識と技術を念頭において構成されています。相談される問題により、どの方法が一番効果的であるかを選択する力をつけさせるため、多種多様なセラピーの流派・技法を学びます。また、臨床心理学の分野において「家族と子供」に焦点をおいた大学院プログラムは日本では初めてで、実際に社会で起きている問題─ひきこもり、児童虐待、DV、不登校・学業問題、PTSD、薬物乱用、親子・夫婦関係など─において広い視野から対処できる専門家の養成を目指しています 。

 CSPP東京サテライトキャンパスの歴史はCSPPの足跡をそのまま辿っているかのようです。2005 Graduation

 2002年の開講当時は斎藤博士、西尾博士、そして若干名のスタッフと希望に燃えた40名の学生でスタートを切りました。そして開講7年目を迎えた今、日本と米国に拠点を置く講師陣とスタッフ そして3学年100名以上の学生を持ち、さらに修了生たちが日本全国各地で活躍するところとなりました。 

 CSPP東京サテライトキャンパスの成功をモデルとし、CSPPは香港にも臨床心理学博士過程を2007年に開講しました。これからはアジアにおける臨床心理学教育とトレーニングの発展に全力を尽くし、国際コミュニティにおける専門家同士のネットワークを育んでいくことを目指しています。

 

 
 

アライアント国際大学/CSPP臨床心理大学院 東京サテライトキャンパス

〒106-0044 東京都港区東麻布3-7-3 久永ビル5F TEL03.3583.4044  FAX03.5575.0913 e-mail: JapanMA@alliant.edu

 (2009年2月1日より) 〒102-0084 東京都千代田区二番町8-2 日本教育大学院大学内 TEL03.3238.0172 FAX03.3238.0174

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