全国各地の学生たちが東京サテライトキャンパスに集合し、米国本校の先生から直接レクチャーを受ける夏期講座。毎年夏のHOTな時期に開講されるHOTな授業が、今年も8月10日~17日の8日間にわたり行われました。
2011年の授業テーマは「子どものセラピー」。米国本校からベス・リンバーグ准教授が来日され、発達段階や家族関係に応じた治療法、トラウマを抱えた子どもとの関わり方、子どもとその家族をサポートする実践的な療法などを、講義・グループディスカッション・ロールプレイなどの体験的アクティビティとプレゼンテーションを通して身につけていく、中身の濃い授業が展開されました。
また今回の授業では、2011年3月11日に起きた東日本大震災を視野に、自然災害後の子どものトラウマケアにもスポットがあてられ、13日と14日の2日間は「自然災害からの回復:子どものメンタルヘルス」を集中的に学ぶ講義で、一般にも公開されました。
↑ ベス・リンバーグ先生と
講義通訳を担当した八木亜紀子先生
← 実践に基づく濃い授業が
8日間にわたってびっしり
↓ 15日は毎年恒例のブッフェ式ランチ会を楽しむ。ベーグルサンドが「かわいい!」「おいしい!」と大好評!
↓ 講座後半の午後はグループ発表。各グループが自分たちで考えた「遊戯療法」を披露する。
お菓子を使った親子セラピー、福笑いを活用したプレイセラピーなど、工夫とアイデアがいっぱい。
2011年9月11日(日)13時~16時、東京サテライトキャンパスにて「災害とトラウマ」と題された無料シンポジウムが開催されました。
東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故から約半年。被災した方、そして子どもたちの心理的ケアにおいて、今何が大切なのか、これからどのような支援が必要なのかをさまざまな角度から探っていくのがシンポジウムのテーマ。
会場は一般参加者と学生・修了生の80名ほどで埋まり、CSPPのモーガン・サモンズ学長、斎藤学名誉教授、西尾和美名誉教授、本間玲子教授の4名のシンポジストの講演に、静かに、かつ真剣に耳を傾けていました。
↑ 静かな熱気で満たされた講演会場
↑ モーガン・サモンズ学長の基調講演は「自然災害と人為災害によるPTSD」。
PTSDの最新概念、介入と治療などについて語った。
「伝承的相互支援と心理専門職」を
テーマに講演を行った斎藤学名誉教授。
869年の貞観地震から2011年の
東日本大震災までの1000年間における
相互支援の思想とあり方を解説しつつ、
心理専門職に必要なマインドを
紐解くというユニークな切り口が
印象的。
「災害カウンセリングの注意点」
と題し、
講演を行った西尾和美名誉教授。
災害後の個人への介入の仕方、
具体的な支援の方法と言葉かけ、
サポート者自身のケアの必要性など、
具体的かつ実践的な方法を
示してくれた。
本間玲子教授の講演は
「子どもの災害と心のケア」
がテーマ。
少年期と思春期の子どもたちが
抱えやすい問題、
親や周囲の大人たちが
気をつけるべきこと、
子どもたちへの支援の仕方
などについて
わかりやすくアドバイス。